2013年5月6日月曜日

Super Studio Sessionで作成した音楽 を、iPod, iPhone, iTunes等で聴く方法 (詳細編)

初めての方は、まず概要編を見てくださいな。
→概要編を見るにはここをクリック

Super Studio Sessionで音楽を作る方法については、ここでは省略させていただきます。オフィシャル サイトのマニュアル等を見てくださいな(英語よ〜ん)。
http://madcapps.com/bogas/super.htm


音楽ができあがったら、以下の手順に従ってください。


  1. Super Studio Sessionの「File」メニューから「Record to Disk...」を選びます。そして適当なファイル名を付けて保存します。




  2. 保存した音楽ファイルを、Mac OS Xが走っているMacにコピーして、さらにファイル名を以下の赤字のように変更します。

    aaa.u8

    後での説明や操作を楽にするため、ファイル名は必ず上のとおりにしてください。拡張子「.u8」も必須です。ちなみに、このファイルのファイルタイプを調べたのですが「FSSD」となっておりました。(ファイルタイプは、おなじみのResEditというソフトで調べました)。実は私は音楽のことはよく知らないのですが、FSSD形式というのはRAWファイルの一種だそうで、拡張子を付ける場合は「.u8」を付けます。



  3. SoXという無料のソフトで、「aaa.u8」ファイルを変換します。やりかたは以下、ステップを踏んで説明します。



  4. SoXをダウンロードします。

    http://sourceforge.net/projects/sox/files/sox/
    ↑ここから最新バージョンのフォルダを選び、Mac OS X用のzipファイルを見つけてダウンロードします。
    2013年5月5日時点での、SoX最新バージョン、Mac OS X対応版は「sox-14.4.1-macosx.zip」という名前のやつです。



  5. ダウンロードしたzipファイルは、ダブルクリックして解凍します。



  6. zipファイルを解凍してできたフォルダのなかには、「sox」という名前のこんなアイコンがあります。このsoxのアイコンを、自分のホームフォルダにコピーします。



    このアイコンをダブルクリックしたくなりますが、しても無駄に終わります(なんやら英語が、ずらずら表示されるだけ)。SoXは「ターミナル」からコマンドを入力して使うモノなのです。長年、グラフィカル ユーザ インターフェースだけで生きてきた、古くからのMacユーザーにはツライところですが、手順を踏んでやれば簡単です。

    それからsoxは、本来は、どこに置いておいてもいいのですが、あとでターミナルから実行する時に楽なように、ホームフォルダの直下に置いておきます。また、先ほどzipファイルから解凍してできたsoxのフォルダの中には、他にも色々なファイルがありますが、今回の目的のためには、それらはホームフォルダに入れる必要はありません。

    えっ、ホームフォルダが何のことだか分からないですって? そんなあなたは、まずは何でもいいので、テキトウなフォルダを開いてみてください。そしてキーボードの「command」キーと「shift」キーを押しながら「H」キーを押します。そしたらホームフォルダのウインドウが表示されます。このウインドウの中に、「sox」を入れてやって下さいな。




  7. Super Studio Sessionで作成した「aaa.u8」ファイルも、ホームフォルダに入れます。



  8. ターミナルを起動します。
    ターミナルは「ハードディスク」→「アプリケーション」→「ユーティリティ」の中にあります。





  9. 以下の一文をコピーした後、ターミナルのウインドウでペーストして、キーボードの「return」キーを押します。

    ~/sox -r 22k aaa.u8 bbb.wav



  10. 変換が終わると、ホームフォルダに「bbb.wav」というファイルができます。





  11. 続いて「QuickTime Player」を使用して、「bbb.wav」をさらに別の形式に変換していきます。まずはQuickTime Playerで「bbb.wav」を開いてください。
    QuickTime Playerは、「ハードディスク」→「アプリケーション」の中にあります。「QuickTime Player」のアイコンの上に、「bbb.wav」のアイコンを重ねてくださいな。





  12. QuickTime Playerの「ファイル」メニューから「書き出す...」を選び、以下のように設定してから、青色の「書き出す」ボタンを押します。

    ・「書き出し名」は、「ccc.m4a」にします。
    ・「場所」は、保存場所を指定します。
    ・「フォーマット」は、「オーディオのみ」にします。


    これで、ついにAAC形式の「ccc.m4a」という名前の音楽ファイルができあがりました。



  13. 「ccc.m4a」をダブルクリックしてください。iTunesに登録されます。



  14. iTunesで、この曲のタイトル・アーティスト・アルバ ム名などの情報を付け加え、iPodやiPhoneに転送します。
    *iTunesの中で、「不明なアルバム」かつ「不明なアーティスト」で「ccc」という名前の曲が登録されています。この「ccc」という曲を選んだ状態で、iTunesの「ファイル」メニューから「情報を見る…」を選び、例えば以下のように情報を付け加えます。




以上で終わりです。長々とお疲れさまでした(^^)


***ターミナルに関する追加情報***
通常、ターミナルを起動すると、「カレントディレクトリ」は「ホームディレクトリ」になっています。上で記述したSoXのコマンドは、それを前提にしています。

Super Studio Sessionには、「22KHz」バージョンと「11KHz」バージョンがあります。上で記述したSoXのコマンドは、「22KHz」バージョンで作られた音楽ファイル用です。「11KHz」バージョンで作られた音楽ファイルの場合は、たぶん以下のコマンドを使えば良いと思います(未検証)。

~/sox -r 11k aaa.u8 bbb.wav

***これで本当に終わりです***

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。